今回の記事では、私が通った正道会館などのフルコンタクト空手や、伝統派空手の帯の色(級位・段位)について書きます。
フルコンタクト空手の帯の色(級位・段位)について
(後日追記:今私は、ロシア武術システマを習ってます。システマの記事はこちら。「リンク」)
フルコンタクト空手の帯の色と、その色に対応する級位および段位について調べました。フルコンタクト空手には多数の流派があるので、以下では、極真会館、新極真会、芦原会館、正道会館の帯の色(級位・段位)について書きます(2017年4月時点)。
[極真会館、新極真会、芦原会館] 白帯(無級)、オレンジ帯(10級、9級)、青帯(8級、7級)、黄帯(6級、5級)、緑帯(4級、3級)、茶帯(2級、1級)、黒帯(初段以上)[正道会館] 白帯(5級)、黄帯(4級)、青帯(3級)、緑帯(2級)、茶帯(1級)、黒帯(初段以上)
かなり昔に私が正道会館に通っていたころは、極真会館などのように正道会館も1つの帯の色に2つの級が割り当てられていましたが、現在は1つの帯の色に1つの級が割り当てられています。1つの帯の色に1つの級が割り当てられている方が、分かり易い気もします。
また、極真会館等は10級まである一方で正道会館は5級までしかないのですが、だからと言って正道会館の方が速く初段になり易いというわけではありません。
昇級試験や昇段試験については後の記事で詳しく書きますが、フルコンタクト空手の主要な流派では、大人の場合、継続的に真剣に道場に通ってだいたい3年~5年で黒帯(初段)になれるようです。
伝統派空手の帯の色(級位・段位)について
伝統派空手の帯の色と、その色に対応する級位および段位について調べました。伝統派空手にも多数の流派がありますが、以下では、主要な流派である、糸東流、和道流、松濤館流、剛柔流の帯の色(級位・段位)について書きます。
[和道流] 白帯(無級、8級、7級)、緑帯(6級、5級、4級)、茶帯(3級、2級、1級)、黒帯(初段以上)
[松濤館流] 白帯(無級、8級、7級)、緑帯(6級、5級)、紫帯(4級、3級)、茶帯(2級、1級)、黒帯(初段以上)
[剛柔流] 白帯(無級、9級、8級、7級)、緑帯(6級、5級、4級)、茶帯(3級、2級、1級)、黒帯(初段以上)
但し、上記のように流派毎に帯色と級との関係は一応決まっていますが、同じ流派内でも系統によって帯色と級との関係が違う場合があるようです。
初段以上の帯について
黒帯に金色などのライン(金筋など)を刺繍して、そのラインの数で段位の高さを表している流派が一般的です。例えば、金筋1本は初段を表し、金筋2本は弐段(2段)を表し、金筋3本は参段(3段)を表します。
また、以上では初段以上は黒帯と書きましたが、7段および8段は紅白帯、9段および10段は赤帯としている流派もあります。紅白帯や赤帯は、強さばかりでなく、その流派や道場への貢献度合いや年齢等を考慮して与えられる帯であり、いわば名誉帯としての意味合いもあります。
まとめ
・フルコンタクト空手および伝統派空手を含めて、黒帯より下の帯色と級位との対応関係は、流派によってまちまちで、統一されていません。
・ただし、どの流派も、最初は白帯で黒帯(初段)になる前は茶帯なので、白帯は入門したてで茶帯はある程度の経験者と思っていいです。以前の記事でも書きましたが、初段(黒帯)になれる実力があるのに昇段試験を受けずに茶帯のままでいる人がいるので、茶帯の中には非常に強いが人がいます。
・黒帯に刺繍されたライン(金筋など)の本数で何段かを表している流派が一般的です。
・高い段位には、赤帯などの名誉的な意味合いを持つ帯があります。
以下は、格闘技関連記事のリンクをまとめた記事です。
ロシア武術システマの解説記事と、格闘技/武術/武道の解説記事のリンクまとめ
フルコンタクト空手(正道会館)での私の体験記事のリンクまとめ