日本の夏はとにかく暑くて湿度も高いので、食欲がなくなって夏バテしがちです。
夏バテすると、気力も体力も衰えて益々食欲がなくなり、中々回復できないものです。
家族が夏バテ気味で食欲がなくなってくると、一家の食事を任されているお母さんとしては、食欲が湧く食事を作って家族を元気にしたいものです。
そこで今回の記事では、夏バテに効くおすすめのメニュー、子供も喜んで食べるメニューや、簡単お手軽なメニューについて書きます。
夏バテに効く食事 おすすめのメニューは？
夏バテには、以下の栄養を含む食材の入った食事（メニュー）が効果的です。
（ビタミンB1）
ビタミンB1は、豚肉、ウナギ、タラコ、玄米、大豆等に多く含まれています。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変換する働きがあり、疲労物質である乳酸ができるのを抑制します。
（アリシン）
アリシンは、玉ネギ、ネギ、ニラ、ニンニク等に多くに含まれています。
アリシンは、ビタミンB1を吸収し易くし、又、ビタミンB1の効果持続を助けます。
（クエン酸）
クエン酸は、梅干し、レモン、オレンジ、グレープフルーツ等に多く含まれています。
クエン酸は、疲労物質である乳酸を分解して体の外に排出する働きがあります。
（ナイアシン）
ナイアシンは、アジ、サバ、レバー、タラコ等に多く含まれています。
ナイアシンは、ビタミンB1と同様に疲労回復効果があり、又、安らぎを感じるホルモンであるセロトニンの原料にもなります。
（ビタミンC）
ビタミンCは、トマト、カボチャ、アスパラガス、ゴーヤ等に多く含まれています。
ビタミンCは、体内の活性酸素を無害化する抗酸化作用があり、又、免疫機能を高めたりストレスを軽減するホルモンの生成を促すなど、様々な働きがあります。
（ムチン）
ムチンは、オクラ、納豆、山芋等のねばねばした食材に多く含まれます。
ムチンは、夏バテで弱った胃腸の粘膜を保護したり、タンパク質の吸収をよくしたりする働きがあります。
（香辛料）
ワサビ、唐辛子、コショウ、ニンニク、ショウガ、ミョウガ、シソ、カレーパウダー等の香辛料には、夏バテで食欲がないときに胃腸を刺激して食欲を回復させる働きがあります。
＜夏バテ対策におすすめのメニュー＞
・豚の生姜焼き
豚肉にはビタミンＢ１が多く含まれ、ショウガは食欲を刺激します。
玉ネギを入れるとアリシンもとれます。
・豚の冷しゃぶポン酢かけ
豚肉にはビタミンＢ１が多く含まれ、食欲がなくてもポン酢があっさりして食べやすいです。
・レバニラ炒め
レバーにはナイアシンが多く含まれ、ニラにはアリシンが多く含まれています。
・焼きサバ、焼きアジ
サバやアジにはナイアシンが多く含まれ、塩焼きにすればあっさりして食べやすいです。
トマトや、プチトマトを添えると、ビタミンＣもとれます
オレンジやグレープフルーツ等を添えると、クエン酸がとれます。
夏バテに効く食事 子供も喜ぶメニューは？
食欲がないときでも美味しく食べられ、子供も喜ぶメニューと言えば、カレーライスが鉄板メニューでしょう。
子供は間違いなくカレーライスが大好きです！（少し言いすぎました（*´∀｀*））
豚肉カレーにするとビタミンＢ１がとれ、玉ネギを沢山入れるとアリシンが沢山とれます。
夏バテに効く食事 簡単お手軽なメニューは？
・ウナギのかば焼き丼
夏バテ解消の鉄板メニューです。
国産ウナギだと値段が気になりますが、ご飯に乗せてタレをかけるだけで家族みんな大満足です（笑）。
・冷奴
大豆にはビタミンＢ１が多く含まれ、梅干しを乗せると食欲をそそりクエン酸もとれます。
・納豆
納豆パックを出すだけなのでお手軽です。
・豆乳パックを追加すると、ビタミンＢ１がお手軽にとれます。
・トマトジュースやオレンジジュース等を追加すると、お手軽にビタミンＣやクエン酸がとれます。
・玄米
玄米にはビタミンＢ１が多く含まれます。
スーパーにも置いてあることが多く、また、最近の炊飯器には玄米モードがあるものが多いので、お手軽です。
まとめ
以上のように、夏バテ解消の食事メニューは、意外と簡単なので、取り入れてみてください。
また、夏バテになる前の夏バテ防止メニューとしても、これらのメニューを取り入れてみてください。
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