台風が近づいてくると、片頭痛(偏頭痛)になるひとも多いと思います。
片頭痛(偏頭痛)は、頭がズキンズキンと脈動する痛みで、とてもつらいものです。
短時間で痛みが和らげばいいのですが、長時間痛むと本当につらくて何も手につかなくなってしまいます。
今回の記事では、台風による頭痛の原因や即効性のある対処法(解消法)について書きます。
台風がきたときの頭痛の解消法
片頭痛(偏頭痛)の解消法としては、やはり市販の頭痛薬が効果的です。
頭痛薬の鎮痛作用等によって、片頭痛による痛みを効果的に緩和できます。
ですが、頭痛薬は飲みたくないという方や、いま手元に頭痛薬がないという方は、後述する対処法を試してみてください。
台風による頭痛の原因は?
ここで、台風による頭痛(片頭痛)の原因について書いておきます。
必要のない方は読み飛ばして、次章の対処法を見てください。
台風は強い熱帯低気圧なので、台風が近づくと急激な気圧の低下が起きます。
気圧が低下すると、身体にかかっている空気の圧力が少なくなるので、血管が膨張します。
頭の血管が膨張すると、その血管の拍動によって周囲の神経が刺激されて痛みの原因物質が放出され、その結果としてズキンズキンと痛む片頭痛が起きます。
つまり、台風の接近による気圧の低下が片頭痛の原因です。
台風による頭痛 すぐできる対処!!
市販の頭痛薬を使わない場合や、頭痛薬の使用と合わせて、以下の対処法が効果的です。
<ズキズキ痛む部分を、保冷剤や氷枕などで冷す>
上記のように片頭痛は頭の血管が膨張することで痛みが生じているので、冷やすことで血流を抑えて膨張を緩和でき、効果的に痛みを抑えられます。
<光や音の刺激を避けて安静にする>
光や音の刺激によって頭の血流が増え、また、身体を動かすことでも頭の血流が増えるので、片頭痛が悪化してしまいます。
ですので、テレビなどは消して、部屋を少し暗くして、(横になると頭の血流が増えて痛みが増すので)椅子に腰かけるなどして安静にすることが大切です。
<コーヒーなどを飲んでカフェインをとる>
カフェインには血管収縮作用があるので、頭の血管の膨張を静めて片頭痛を緩和する効果が期待できます。
<お風呂では湯船に浸からず、ぬるめのシャワーで済ます>
湯船に浸かって身体を温めると、頭の血流が増えて片頭痛が悪化してしまうので、ぬるめのシャワーにして身体を温めないことが大切です。
以上では、ズキズキ痛む片頭痛(偏頭痛)の対処法(頭の血流を抑制する対処法)について書きましたが、首、肩 頭などの筋肉が緊張して起きる締め付けられるような痛みの緊張型頭痛の場合には、それらの筋肉を温めたりマッサージしたりして血行を良くする対処法となります。
<頭痛に効くツボを刺激する>
・完骨(かんこつ)
耳の後ろ側にある骨の膨らみの下の部分から指1本分上にあるツボです。
右側と左側の完骨のツボにそれぞれ親指の腹を押し当てて、上向きに押し込むように刺激すると効果的です。
・天容(てんよう)
完骨のツボの少し下側で、下顎の角の下にあるツボです。
完骨と同じ要領で両方の親指で刺激すると効果的です。
まとめ
台風による頭痛(片頭痛)の原因は、急激な気圧の低下です。
片頭痛(偏頭痛)の解消法としては、やはり市販の頭痛薬が効果的です。
頭痛薬を使いたくない場合や、頭痛薬の使用と合わせての対処法としては、保冷剤や氷枕などで冷す、光や音の刺激を避けて安静にする、コーヒーなどを飲んでカフェインをとる、お風呂では湯船に浸からずぬるめのシャワーで済ます、片頭痛に効くツボを刺激するなどがあります。