ひどい雨の日には通勤などで履いている革靴が濡れてしまいます。
でも、替えの革靴がないときなど、次の日もその革靴を履かないといけないときがあります。
大人だけでなく、子供も、学校指定の革靴が濡れてしまった場合には、そうなりがちです。
今回の記事では、雨などで濡れた革靴を翌朝までに乾かす方法について書きます。
革靴の乾燥方法 急ぎのときどうする?
雨などで濡れた革靴を次の日までに乾かすとき、どうしていますか?
取りあえず新聞紙を突っ込んで、風通しのいいベランダなどに置いておいたりしますね。
でも、これでは乾きません。
そして、朝に濡れた革靴をはいて靴下が濡れることになります(涙)
ドライヤーで乾かすとしっかり乾きますね。
でもドライヤーで革靴を乾かすと、革がバリバリになって傷んでしまいます。
革靴の乾燥は新聞紙が決め手
革靴は温風で乾かすわけにはいかないので、急いで乾燥させるときに最も重要なのは、以下のようにして乾燥させる前に水分を十分に取っておくことです。
①革靴の中敷きがとれる場合は中敷きをとって、雑巾などで中敷きの水分をとる。
②型崩れに気を付けながら、革靴の表面の水分を雑巾などで十分取る。
こすらずに叩いて十分に水分を取ってください。
③一旦グシャグシャにしてから柔らかく丸め直した新聞紙を、革靴の先から順に詰め込む。
新聞紙を柔らかく丸め直すことで吸水性が上がります。
④30秒も待てば新聞紙は水分を吸うので、取り出して、新しい新聞紙を詰め込む。
⑤ 上の③と④の作業を、取り出した新聞紙が殆ど濡れなくなるまで繰り返す。
新聞紙がない場合には、キッチンペーパーでも代用できます。
ティッシュペーパーやトイレットペーパーは、靴の中でボロボロになってしまうのでお勧めできません。
また、水分を取った後に、ファブリーズなどの消臭スプレーを革靴の内側にかけてから革靴を乾燥させると、靴の臭いがとれます。
革靴の乾燥 ひび割れないように気を付けることは?
革靴に温風を当てて乾燥させると革が傷んでひび割れたりするので、以下のようにして送風で乾燥させるしかありません。
①まず、上記のようにして十分水分を取ってから、革靴の形を整える。
ここで注意が必要なのは、革靴の水分が十分に取れていることです。
水分が十分に取れていないと送風では翌朝までに乾きません。
②革靴の内側に風を当て続ける。
・布団乾燥機の風を布団に送るためのジャバラホースの向きを調節して、揃えて置いた左右の革靴の内側に(両方の靴の内側に)風が入るようにセットして送風し続けます。
・布団乾燥機のタイマーをいっぱいまで回して、タイマーが切れたらまたいっぱいまで回して送風し続けます。タイマーをガムテープなどで固定できる場合には固定して、送風し続けます。
・布団乾燥機に加えて、扇風機で革靴の外側に送風し続けると、乾燥が早くなります。
・布団乾燥機がない場合には、扇風機だけを使って、革靴の内側に風が入るように風を当て続けます。
・また、エアコンに除湿機能がある場合には、部屋を除湿しながら乾かすと早く乾きます。
靴を乾かす機会が多い場合には、シューズ乾燥機(くつ乾燥機)を買っておくと便利です。
シューズ乾燥機は、ネットショップなどで、3000円~10000円くらいで買えます。
③翌朝、ひび割れなどを防ぐために革靴に靴クリーム(革クリーム)を塗って油分を補給して出来上がり。
まとめ
送風で濡れた革靴を乾燥させるには時間がかかるので、翌朝までに乾燥させるには、出来るだけ早く乾かし始めることも大切です。
参考にしてみてください。