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システマのテイクダウン 棒での崩し ストライクの打ち方や練習方法

投稿日:2019年2月27日 更新日:

今回は、ロシア武術システマのティクダウン(崩し)について、動画を参照しながら、システマ歴約2年の未熟な経験を総動員して説明します(‘◇’)ゞ

この動画では、棒を使って相手を崩してテイクダウンしたりストライク(パンチ)したりする動きを練習してますね。

この練習は、とても独特だと思います。でも、日本の古武術とかでは普通にやられているのかもしれません。

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システマのテイクダウン(崩し)

この記事を書いた今の私は、システマ教室でシステマを習うようになって約2年のひょっこです(>_<)

なので、後々見返したときに、上達していて「あの頃は理解が浅かったなあ」と遠くを見るような目で言える日が来るのが楽しみです。

このブログのシステマ関係の記事を書くときのスタンスや、私の格闘技歴などについては、こちらに書いてます。

「ロシア武術システマの記事を書くにあたって」

まず、この動画で指導をしてるちょっとイカツイお兄さんですが、ダニール・リャブコ氏です。

いわゆるリャブコ系システマの創始者ミカエル・リャブコ氏の息子さんですね。

(日本で今普及してきているシステマは、このリャブコ系システマが殆どと思います)

ダニール・リャブコ氏は、世界中に招かれてシステマを指導してます。

日本にも、よく指導に来られます。

この動画は、相手を崩して倒すテイクダウンについてお手本を見せてるようです。

システマでは、相手の首に手をまわしたり、相手の肩とかを押したりして相手を倒すときに、手先から動くようにします。

普通の人が相手を手で倒そうとするときには、まず肩に力が入ってからその力を手の方に移動させて押したり引いたりします。

でも、こうやって肩からカを入れる動きをすると、相手は反射的にバランスを取りやすいので、倒されないように抵抗し易くなります。

システマでは、肩や腕に力を入れずリラックスしたままで、もっと言うと足や腰や背中等もリラックスしたままで、手先から動いて相手を押したり引いたりします。

こうやってリラックスして手先から動くと、相手は力を加えられたときに反射的にバランスを取りづらくなります。

やられてみるとよくわかりますが、いつの間にか少し身体を動かされてしまいます。

眼で見て頭では押されてることは分かるのですが、身体が押されてることに気付かない感じです。

で、少し動かされると、身体のバランスが崩れて弱い体勢(姿勢)になり、そこから反射的にバランスをとることもできず、そのまま抵抗できずに崩されてしまいます。

この肩や腕がリラックスしたまま手先から動いて相手をティクダウン(崩して倒す)するのは、最初はかなり難しいです。

肩から動き出す癖が付いてるし、手先から動き出せるようになっても、相手に力を加えるときにどうしても肩や腕に力が入ってしまいます。

肩や腕に力が人った瞬間に、相手は反射的にバランスをとって抵抗できるようになります。

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私はシステマを始めて2年くらいで、やっとこさ、少し出来るようになりました。

システマの棒を使った崩し

で、この手先から動いてティクダウンする感覚を身に付けるには、この動画のように棒を使った棒術のトレーニングがいいです。

動画の2秒くらいからのところで、ダニール・リャブコ氏が、相手の首に棒を当てて崩して倒してます。

このとき、棒の先を意識して棒の先から動くようにすると、肩や腕に力を入れずに上手に相手を崩せます。

こうやって棒で練習すると、棒なしで手先から動いてテイクダウンするときの感覚がつかみやすくなります。

あと、速い動作が多いので分かり難いですが、相手の身体の状態、バランスや、どこに力が入っているのか等を最後まで感じながらテイクダウンしてます。

動画の1分28秒くらいからのところを見てください。

相手の身体のどこに力が入っているのか、どんなバランスになっているのかを感じながらテイクダウンしてますね。

相手の身体の状態を感じていると、適切に力を加えて無理なくテイクダウンできます。

システマの上級者になると、相手のバランスや力みが瞬時に感じられるようです。

私も、練習のときに、上級者の方から、どこに力が入っているかを瞬時に指摘されます。

「どうして分かるんですか?」と質問したら、「自分がリラックスして良い状態でいると、相手の状態も感覚として分かる」との答えでした。

システマのストライクの打ち方 練習方法

で、この動画は相手を崩して倒すテイクダウンのワーク(トレーニング)ですが、このワークはそのままシステマのストライク(パンチ)の練習にもなってます。

動画の8秒くらいのところで、ダニール・リャブコ氏が相手の首のところを拳で押して(プッシュして)倒してますが、このプッシュのスピードを速くすると、システマのストライク(パンチ)になります。

足腰や身体、肩や腕がリラックスした状態での拳のプッシュを、速い速度でやってストライク(パンチ)にすると、相手は反射的に体に力をグッと入れて防御しにくいので、身体の中までストライクのダメージが入ります。

油断してるときに、いきなりパンチされた感じです。

つまり、この動画は、テイクダウンの練習方法でもあり、ストライクの打ち方の練習方法でもあり、更には投げ(投げ技)の練習方法でもあります。

まとめ

いかがでしたか?

なんとなく、システマのイメージが伝わったでしようか?

とは言っても、システマ歴約2年のヒョッコの理解の範囲の説明なので、「(* ̄- ̄)ふ~ん、、、そうなの。。。」くらいの感じで読んでいただけると幸いです(#^.^#)

前のシステマ記事

「ロシア武術システマのナイフディフェンスと体の使い方 足のストライク」

次のシステマ記事

システマのナイフディフェンス ナイフ術 刃物への体の使い方

以下は、格闘技関連記事のリンクをまとめた記事です。

ロシア武術システマの解説記事と、格闘技/武術/武道の解説記事のリンクまとめ

フルコンタクト空手(正道会館)での私の体験記事のリンクまとめ

システマを見学してみたいという人は、日本各地にシステマの道場や同好会があります。

「システマジャパン公式ページ」http://www.systemajapan.jp/

「システマ大阪公式ページ」http://systemaosaka.jp/

「システマ東京公式ページ」 https://www.systematokyo.com/

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