
今回は、ロシア武術システマのナイフディフェンス(刃物の防御)について、動画を参照しながら、システマ歴約2年の未熟な経験を総動員して説明します(‘◇’)ゞ
システマは軍隊の格闘技なので、ナイフ(刃物)からの防御も頻繁に練習します。
あと、ペアになって練習するときには、ナイフで攻撃する側にもなるので、結果としてナイフ術の練習にもなります。
システマのナイフディフェンス
この記事を書いた今の私は、システマ教室でシステマを習うようになって約2年のひょっこです(>_<)
なので、後々見返したときに、上達していて「あの頃は理解が浅かったなあ」と遠くを見るような目で言える日が来るのが楽しみです。
このブログのシステマ関係の記事を書くときのスタンスや、私の格闘技歴などについては、こちらに書いてます。
この動画では、トレーニングナイフを使って、腕や手でナイフをさばく練習をしてますね。
(トレーニングナイフは、刃の部分を丸くして切れなくした練習用のナイフです)
指導してるのは、いわゆるリャブコ系システマの創始者ミカエル・リャブコ氏の息子さんのダニール・リャブコ氏ですね。
ダニール・リャブコ氏は、世界中から招かれてシステマを指導してます。
この練習は、腕や手でナイフの刃や先が押し付けられた感覚を感じて、切れない向きになるように(ナイフの側面の平らな所が腕や手に密着するように)、または、相手の手首をおさえて受けられるように体を使ってナイフをコントロールするトレーニング(ワーク)です。
もちろん、本当のナイフなら切れたり刺さったりしますが、深く切られたり刺されたりしないようにコントロールするトレーニング(ワーク)です。
つまり、皮膚が切られるのは仕方ないという前提です。
システマのナイフ術
で、攻撃する人は、ナイフを持った手首を返したりして細かく動かして、切りにいきます。
この動画ではやってませんが、腕だけでなく、胸や背中、身体全体でも同じように練習して、刺さらないようにナイフをコントロールする感覚を身体で覚える練習もします。
で、トレーニングナイフを使って皮膚に傷ができるほどかなり強く速く突き刺して、刃先が当った瞬間に身体が反射的に避ける感覚を鍛える練習もあります。
本能的に危険を回避する反射的動作を鍛えるんです。
あと、腕の内側には太い血管が有るので、出来るだけ腕の外側にナイフが当るようにコントロールしたりします。
で、攻撃側は、太い血管が有る腕の内側を狙って切り付けます。
システマの刃物に対する体の使い方
動画の2分14秒くらいからですが、ダニール・リャブコ氏が、ナイフの刃が腕に当たらないように上手にさばいてます。
ホントのナイフでも、袖の有る服なら殆どケガをしてないはずです。
ここで、片手だけでナイフをさばいているのを不思議に思う人もいると思います。
これは、残りの手でいつでもストライク(パンチ)等の攻撃が出来るようにしているからです。
バランスよくリラックスした姿勢でいると、片手でさばきながら、もう一方の手でいつでもストライク(パンチ)を打てます。
ナイフで攻撃する側をやってみるとよく分かりますが、攻撃するときには、ナイフでの攻撃に集中します。
なので、片手でナイフをさばかれているときに、残りの手で攻撃されると不意を突かれます。
特に、蹴られると(足でストライクされると)、かなり意表を突かれます。
とは言っても、システマ教室でこの動画のようにナイフディフェンスの練習をすると、すればするほど、ナイフを持った相手がどれほど危険か分かります。
ホント、ナイフは怖いです。
かなりの上級者でも、素手でナイフをさばくのがとても危険なのがよく分かります。
なので、実際に刃物を出されたら、当然ダッシュで逃げるのが一番です。
逃げ道を塞がれていたら、鞄や上着や傘など、何でも使って相手の意表を突く攻撃をして逃げるべし!です。
そういうシステマの動画もあると思うので、またの機会に説明します。
まとめ
いかがでしたか?
なんとなく、システマのイメージが伝わったでしようか?
とは言っても、システマ歴約2年のヒョッコの理解の範囲の説明なので、「(* ̄- ̄)ふ~ん、、、そうなの。。。」くらいの感じで読んでいただけると幸いです(#^.^#)
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ロシア武術システマの解説記事と、格闘技/武術/武道の解説記事のリンクまとめ
フルコンタクト空手(正道会館)での私の体験記事のリンクまとめ
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