梅雨時などは洗濯物が乾きにくいので、どうしても生乾きの臭いが気になりますよね。
部屋干しする場合も、どうしても部屋干しの臭い(生乾き臭)がしやすいです(>_<)
この部屋干し臭(生乾き臭)は洗濯機の汚れが原因ですが、掃除の方法(洗濯槽洗浄のやり方)にも種類があって効果などが違うので、簡潔に説明します。
部屋干しの臭いの原因は洗濯機!
部屋干しの臭いなどの洗濯物の生乾き臭は、衣類についた細菌が増殖して出ます。
で、洗濯機の洗濯槽は、一見きれいでも、使ってるうちに裏側に、洗剤カスや柔軟剤の汚れとカビなどの細菌がびっしり張り付いてきます(>_<)
で、洗濯槽が汚いと、洗濯物を洗濯して濯いだときに、汚れと細菌が衣類に沢山付いてしまいます( ;∀;)
洗濯物に汚れと細菌が沢山付いてると、干して乾かすときに細菌が大増殖して生乾き臭の原因になります。
なので、2~3カ月に1回、洗濯槽をキレイに掃除(洗浄)することで、洗濯物の生乾き臭を抑えることができます。
それに、梅雨時や、部屋干しの場合は、乾くまで時間がかかるので、細菌の増殖時間が長くなって、とっても臭くなります。
洗濯物を速く乾かして生乾き臭を抑える干し方などは、こちら。
梅雨は洗濯物が乾かない!部屋干しの臭いを防止するならこの干し方
あと、生乾き臭を抑える洗濯のコツは、こちら。
部屋干しの臭いを防止するコツや洗濯物洗剤 梅雨時期必見!
洗濯機を掃除する方法
以下では、縦型全自動洗濯機について説明します。
ドラム式自動洗濯機の掃除(洗浄)については、こちら。
「ドラム式洗濯機の掃除は洗剤がポイント!洗濯槽洗浄のやり方【動画あり】」
洗濯機の洗濯槽を掃除する効果的な方法は、「酸素系漂白剤を使った洗浄」と「塩素系漂白剤を使った洗浄」です。どちらも、スーパーやホームセンターなどで売ってます。
「酸素系漂白剤を使った洗浄」
酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)が主成分のクリーナーで洗浄する方法です。
塩素系漂白剤ほどでないけど、十分強力です。
洗濯槽の裏側などのカビや汚れを剥がすので、掃除できたことが目に見えて、分かりやすいです。
でも、剥がれて出てきたカビなどを掃除しないといけません。
40度から50度のお湯で洗浄しないと効果が出ないので、少し手間がかかります。
でも、塩素系漂白剤と比べて、刺激臭がないし、肌に付いても荒れにくいです。
ステンレスの洗濯槽とプラスチックの洗濯槽のどちらにも使えます。
「塩素系漂白剤で洗浄」
塩素系漂白剤が主成分のクリーナーで洗浄する方法です。
酸素系漂白剤よりもっと強力です。
洗濯槽の裏側などのカビや汚れを溶かして洗浄するので、剥がれた汚れが目に見える酸素系漂白剤とは違って、掃除できたことが分かりにくいです。
でも、酸素系漂白剤みたいに剥がれたカビなどを掃除しなくてすみます。
常温の水道水で洗浄できます。
でも、ツンとくる刺激臭があり、肌が弱い人は、溶かした水が肌に付くと荒れることがあります。
小さい子供がいる場合などは、念のため、酸素系漂白剤を使った方が良いかもしれません。
最近は、ステンレスの洗濯槽とプラスチックの洗濯槽の両方に使えるものもあります(クリーナーのパッケージに書いてありますよ)。
あと、クエン酸や重曹を使って洗濯槽を洗浄する方法もありますが、洗浄効果があまり高くないのと、洗濯槽の汚れと化学反応して反って汚れることがあるので、おすすめしません。
洗濯槽の洗浄のやり方
「酸素系クリーナーで洗浄するやり方」
①酸素系クリーナーと、剥がれた汚れをすくう網を用意する
汚れをすくう網は100均とかで売ってます。
子供の虫取り網でもいけるかも。使ったとあとキレイに洗っとけばたぶんバレないので大丈夫( *´艸`)
洗濯槽のゴミ取りネットは、外しておいてもいいけど、ゴミ取りネットを付けておくと洗浄で出た汚れが溜まるので網ですくう手間が少なくなります。
②洗濯槽の一番高い水位まで、40度から50度のお湯を満たす
お風呂の残り湯を43度くらいまで追い炊きして入れると良いですね。
でも、追い炊きしたお湯を洗濯槽に入れるとお湯が冷めて水温が下がるので、後からヤカンやポットで沸かした熱湯を継ぎ足して適温にすると良いです。
「アッチー!!」となるお風呂の温度が45度くらいです(‘ω’)ノ
最初に熱湯を入れると洗濯槽が痛むので、必ず熱湯は後から入れてください。
③酸素系クリーナーを洗濯槽に適量入れる
お湯10リットルに対して、だいたい酸素系クリーナーを100グラムくらい入れます。
クリーナーの量が少ないと洗浄力が落ちるので、十分入れてください。
クリーナーの説明書きの量を守って洗濯槽に入れてください。
④「洗う」のボタンを押して、5分程度洗濯槽を回してクリーナーを十分溶かす
⑤しばらく放置して汚れが落ちるのを待つ
例えば一晩放置します。
クリーナーの説明書きの時間よりも長い時間放置すると良いですね。
⑥「洗う」のボタンを押して、5分~10分程度洗濯槽を回して汚れを剥がす
洗濯槽の汚れやカビがワカメみたいに出てくるので、洗濯槽の回転が止まったら、できるだけ網ですくって捨てます。
ゴミ取りネットを付けている場合は、ゴミ取りネットの中に汚れが沢山溜まってるはずです。
⑦「脱水」のボタンを押すなどして、洗濯槽の水を排水する
脱水が実行されてもOKです。
⑧ゴミ取りネットの汚れを掃除してから、ゴミ取りネットを取り付ける
ゴミ取りネットを裏返して流し水で掃除すると、キレイになります。
⑨「濯ぐ」のボタンを押して洗濯槽をすすいでから、排水するのを繰り返す
濯ぎ運転で水量(水位)を設定できる場合は、高水位(多い水量)で濯ぎ運転をすると、洗濯槽の上の方までしっかり濯げます。
で、濯ぎ運転で出てきた汚れを網ですくいます。ゴミ取りネットも掃除します。
そして、⑦~⑨を汚れが出なくなるまで繰り返して、洗浄終了です(‘◇’)ゞ
結構な回数(3~5回)繰り返さないといけません。
汚れが残ってると、洗濯物に汚れがくっ付いてしまいます。
洗濯機の「槽洗浄コース」で洗浄すると簡単ですが、酸素系漂白剤で出てきた汚れが自動で排水されるので、洗濯機の排水部や家の排水溝が詰まることがあります。
なので、酸素系漂白剤を使って洗浄する場合には、網でこまめに汚れをすくった方がいいですね。
酸素系クリーナーで洗濯槽を洗浄する動画です。
「塩素系漂白剤で洗浄するやり方」
①塩素系クリーナーを用意する
塩素系クリーナーの場合は汚れを溶かすので、沢山は汚れが浮いてこないので、汚れをすくう網はいりません。
②出来るだけ高水位の洗濯コースで普通に洗濯運転する
高水位で洗う方が洗濯槽の上の方まで洗浄できます。
洗濯運転の時間を長くした方が汚れがよく落ちます。
水に浮いてくる汚れがなくなるまで、濯ぎ運転を繰り返えします。
最後に、洗濯槽のゴミ取りネットを掃除して、洗浄終了です(‘◇’)ゞ
塩素系クリーナーの場合は、排水溝などが詰まる心配がないので、洗濯機の「槽洗浄コース」で洗浄すると簡単ですね。
まとめ
少し刺激臭があるけど、塩素系クリーナーの方が、簡単で強力に洗浄できるのでおすすめです。
それに、塩素系クリーナーだと、ワカメみたいな汚れがあまり出てこないので、洗浄後の洗濯物に汚れが付きにくくていいですね。
あと、長期間(半年以上)洗浄してない場合も、洗浄力の強い塩素系クリーナーが良いです。
でも、酸素系クリーナーと塩素系クリーナーは洗浄成分が違うので2~3カ月に1回、交互に使うのが一番いいかもしれませんね。