暑い夏場に、玄関先や庭、道路やマンションのべランダとかに打ち水をすると涼しくなると言いますね。
でも、どうして水を撒くと涼しくなるんでしようか? 涼しくなる理由(原理)は気化熱とかなんとか言うけど、、、でもなんで??って思います(-_-) それに、灼熱のアスファルトとかに打ち水をすると、逆に熱気がモアっと立ち登ってきて、余計暑い気がします。
そこらへんを、分かりやすく簡単にまとめてみました(‘◇’)ゞ
打ち水の原理
ヤカンの水をコンロとかで熱すると(熱を加えると)、沸騰して水蒸気になって蒸発していきますね。
部屋に置いた花瓶の水は、部屋の温度でゆっくり熱を加えられて、ゆっくり水蒸気になって蒸発していきますね。
そうなんです。水は、熱が加えられると、水蒸気になって蒸発します。
これ、違う言い方をすると、「水は蒸発するときに周りから熱を奪う」ということになります。
で、暑い夏場に打ち水をすると、水が蒸発するときに周りの空気から熱を奪って、温度(気温)が下がります。
夏のタ立ちの後に、気温が3度~5度くらい下がるのと同じ原理ですね。
打ち水の気化熱で気温が下がる
この、水が蒸発するときに周りから奪う熱のことを、気化熱と言います。
だから、「打ち水をすると気化熱で涼しくなる」と言うんですね。
で、もう少し詳しく言うと、蒸発するときに奪った熱(気化熱)は、水が水蒸気に形を変えるためのエネルギーとして使われてしまいます。
そういう自然の仕組みだから、打ち水をすると、温度(気温)が下がるんですね。
あと、人間の汗も打ち水と一緒です。
汗という打ち水を身体(皮膚)にすることで、体から熱を奪わせて冷やしてるんです。
打ち水はなぜ涼しい?でも涼しくないときもある!
夏に打ち水をすると、温度(気温)は必ず下がります。
でも、打ち水が水蒸気になるので、湿度が上昇します。
湿度が上昇すると、逆に蒸し暑く感じます(>_<)
そうなんです!(‘ω’)
温度(気温)が下がっても湿度が上がるから、打ち水をしたのに逆に暑くなることがあるんです。
打ち水は、温度(気温)の低下と湿度の上昇のバランスで、涼しくなったり、逆効果で暑くなったりするんです。
暑すぎる場所や時間帯に打ち水をすると、打ち水が逆効果になります。
真夏の昼間の一番暑い時間帯に打ち水をすると、水蒸気で湿度が大幅に上昇して(温度は下がっても)、逆に蒸し暑くなります。
あと、真夏の強い日差しが照り付ける日向に打ち水をすると、水蒸気が強く立ち登って(温度は下がっても)湿度が大幅に上昇して、逆に蒸し暑くなります。
なので、昔から言われてるように、打ち水は、朝方や夕方が良いんですね。
朝方に打ち水をすると、温度(気温)の上昇が緩やかになって、午前中過ごしやすくなります。
太陽の日差しが弱まってくるタ方に打ち水をすると、日中の熱気が早く冷めて、夕方から夜にかけて過ごしやすくなります。
昼間の一番暑い時間帯には、打ち水で暑さ対策をするのは難しいです。
(真夏でも気温がそこまで上がってない日なら、昼間でも、陰になった場所とかなら打ち水の効果がありそうですね)
まとめ
いかがでしたか?
上手に打ち水をして、暑い夏場の朝夕を快適に過ごしてみるのもいいかもしれませんね。
打ち水を効果的にする方法や、いろんな打ち水のやり方については、こちら。
打ち水は効果ない!?効果を出すには湿度と温度と持続性と時間帯!
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