子供が自動車のチャイルドシートを嫌がって大泣きしたり、全身全霊で乗るのを拒否したりすることがありますよね。
で、子供の安全のため心を鬼にしてチャイルドシートに無理やり座らせても、いつの間にか「遠山の金さん(古い?)」みたいにしてベルトから腕を外してることもあります。
今回は、子供にチャイルドシートを嫌がらずに、できればご機嫌に座っていてもらう対策や対処法について、簡潔に紹介します。
子供がチャイルドシートを嫌がるときの対策
6歳未満の子供は自動車に乗るときにチャイルドシートに座らないといけません。
これ、法律で決まってます。(病気や、やもうえない事情があるときの例外はあります)
で、体重10キログラム(1歳くらい)までの赤ちゃんは、首などの安全のために、後ろ向きでチャイルドシートに座らないといけません。
あと、後ろ向きでチャイルドシートに座るときには、助手席エアバックの作動時に後頭部に衝撃を受けて重大な怪我を負わないために、助手席には座れません。
赤ちゃんがチャイルドシート(ベビーシート)嫌がるときについては、こちらの記事を見てください。
「赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がる時の対策 泣くときは無視?抱っこ?」
で、体重10キログラム以上の幼児がチャイルドシートを嫌がるのには、いろいろ理由がありそうです。
なので、その理由別に対策を紹介します。
(1)退屈なんです(>_<)
チャイルドシートに固定されてると、動き回れないので退屈ですよね。
そんなときの定番は、やはりオモチャですね。
で、ただのオモチャではなく、チャイルドシートに座ったときだけに遊ぶことができる特別なオモチャを用意すると、「チャイルドシート=特別なオモチャで遊べる!( *´艸`)」になって良いですね。
大好きなオモチャを買ってあげるときに、「うーん、、、これは高いからいつもなら買わないけど、チャイルドシートに座ったときに遊ぶオモチャで、特別に買ってあげる!!」とかなんとか言って「特別なオモチャ」を用意すると良いですね。
後部座席にチャイルドシートを付けているなら、前の座席のヘッドレストにDVDプレイヤーとかを付けて、お気に入りのビデオを見せるのも良いですね。
もちろん、いつも家で見ているのとは違う「特別なビデオ」を見せてください。
例えば「アンパンマン」や「プリキュア(もう古い?)」を、チャイルドシートに座ったときだけに見れる特別なビデオにします。
同じ感じで、チャイルドシートに座ったときだけに食べられる「特別なオヤツ」をつくっても良いですね。
あと、見晴らしをよくしてあげると、景色がよく見えて気分転換になります。
体重10キログラム以上なのに後ろ向きで座らせている場合は、前向きにしてあげましょう。
後部座席の助手席側にチャイルドシートを付けているなら、助手席に誰もいなければ助手席のヘッドレストを外したり、助手席を前に倒したりすると、前がよく見えて良いです。
助手席にチャイルドシートを付けても良いですね。
でも、その場合は、助手席エアバッグで子供がけがをしないように、助手席は一番後ろまで下げましよう。
あと、運転中に子供といろいろお話をするとお互い退屈しませんよね(これが一番いいかも)。
(2)居心地が悪いのです(-_-)
子供はみるみる大きくなるので、ベルトがきつくなっていたり、敷きパットが不要になっていたりします。
なので、1カ月に1回くらいは体に合っているかチェックしてあげると良いですね。
あと、夏場のチャイルドシートは暑い(熱い)ので、それも注意してあげてください。
「夏の車内のチャイルドシートベビーシートの安全な暑さ対策や熱中症対策」
で、そもそもチャイルドシートは窮屈で居心地が悪いものなので、子供に慣れてもらう方法もあります。
チャイルドシートトレーニングですね。
そうです。
家で、お昼寝のときとか、あと椅子の代わりに、チャイルドシートを使うのです。(チャイルドシートを外したり付けたりが大変ですが、、、)
(3)拘束された感じが嫌なのです( ;∀;)
これは、「いたしかたない!」「だって、しようがないよ!」ですよね。
でも、意外と子供に納得してもらえるかもしれません。
下に書きます。
子供がチャイルドシートを拒否する場合は
子供がチャイルドシートを拒否するときには、チャイルドシートの役割を目で見てわかってもらうのが一番です。
JAFのチャイルドシートナシの衝突実験の動画です。
人形の実験なので子供が見ても大丈夫です。
この動画とかを見せて、「チャイルドシートをしてないと、大怪我してすごく痛いよ。〇〇ちゃんには絶対怪我してほしくないから、絶対にチャイルドシートをしとかないとだめだよ」というように、真剣に子供に説明しましよう。
小さい子でも、この動画の怖さと、親の真剣さが伝われば、理解すると思います。
で、もしそれでもダメなときは、「よーし!どんな感じかやってみましよう!!」と言って、急ブレーキの衝撃(怖さ)を体験させてあげましよう。
子供がしっかり安全にチャイルドシートに座っているのを確認して、安全なところ(誰も通らない田舎の道や、ガラガラで誰もいない大きな駐車場とか)で、時速10~20キロくらいでゆっくり走っているときに、急ブレーキを踏んで急停止するんです。
ゆっくりでも、かなり前に飛び出しそうになります。
で、「こんなにゆっくりでもこんなだから、もっとスビード出てたら超怖いよね!」「でもチャイルドシートしてたら、怪我しなくて済むんだよ。」と言ってチャイルドシートの大切さや役割りを教えてあげましよう。
これで、たぶん、納得してチャイルドシートに座るようになるはずです。
男の子の場合、「もっと急ブレーキして!!」となることもあるかも。。。
ちなみに、我が家では、もうチャイルドシートを卒業してるんですが、シートベルトを締めないと、絶対に車を発進させません。
そういう親の真剣さも大切で、子供に伝わると思います。
あと、男の子限定ですが、「ロボごっこ」も良いですね。
「〇〇ちゃん! さあロボットの操縦席に座って、出撃だー!」とかなんとか言って、車の中でロボット操縦ごっこをしてもらうのです。
でも、これは、ロボごっこに飽きたときに困りますが。。。
チャイルドシートを子供が勝手に外す場合は
チャイルドシートのベルトを子供が勝手に外す場合も、上に書いたように動画を見せたり急ブレーキを体験させたりして、チャイルドシートの大切さを理解させてあげるのが一番いいと思います。
子供が勝手に外せないようにするグッズもあるようですが、強制的に外せないようにすると、「ムキー!!こんちきしょー!!!(>_<)」とかなりますよね。
ええ、なると思います。
やっぱり、納得してもらうのが一番です。
で、納得しても長時間だと辛くなることもあるので、たまに停車してチャイルドシートを外して休憩させてあげると良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
なにかヒントにでもなれば、うれしいです。
チャイルドシート関連の他の記事は、こちら。
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