
今回は、最強の格闘技(最強武術)のうちの1つとも言われるロシア武術システマとはどんなものなのか、日本のシステマ道場(ジム)や同好会、講習会、セミナーでシステマを練習するとどんな感じ(雰囲気)なのかを、youtube動画を参照して説明します。
私はフルコンタクト空手初段でシステマ歴約2年(男性)ですが、システマは、おそロシアのイメージに反して、格闘技や護身術として比較的敷居が低く女性でも始めやすいです。
それに、システマを習うと、仕事や家庭、生活全般にいろいろ良いことが有ります。
システマを習うと、、、こんな感じ!!
この記事を書いた今の私は、システマ道場(教室)でシステマを習って約2年のひよっこです(‘ω’)
なので、後々見返したときに「あの頃は理解が浅かったなあ」と遠くを見るような目で言える日が来るのが楽しみです。
このブログのシステマ関係の記事を書くときのスタンスや、私の格闘技歴などについては、こちらに書いてます。
まず、システマのマスターや達人のyoutube動画です。
強烈ですね。強いですね。おそロシアです。
ちなみにこの動画に出てるマスター、日本でシステマセミナーをする方もいるので、生で見ることも出来ます。
パンチ(ストライク)してもらうことも出来ます。
で、もう一つ、システマの強さが分かるyoutube動画です。
軍人さんの練習(スパーリング)でしようか?
これも強烈ですね。軍隊格闘技と言う感じです。
で、これが日本(大阪?)でのシステマ教室(講習会)の練習風景のyoutube動画です。
システマの体の使い方や身体操作を教えているところですね。
(動画の最初に講習日などの告知が有りますが、古い動画なので今は違うかも)
もう一つ、システマ教室の練習風景のyoutube動画です。
人数が少ないので、同好会でしようか。
システマの体の使い方、動き方の練習をしてますね。
システマはロシア発祥の武術で、ロシアの特殊部隊(スペッナズ)等でも採用されてて、生き残ることを目的とした武術です。
システマの基本原則(基本動作)
システマの基本原則は、4つです。
①呼吸し続ける
息が止まると身体がこわばって、防御や攻撃のスヒードが遅くなってスムーズに動けないし、攻撃の威力も低下します。
それに、危機的状況で息を止めると、危機感が高まってパニックになり易いし、酸素不足で頭がフリーズし易いです。
②リラックスを保つ
身体をリラックスさせていると、相手との間合いや相手の状態などを感じることができます。
それに、防御や攻撃のスピードが速くスムーズに動けるし、攻撃が相手に当り易いし威力も上がります。
③姿勢を真っ直ぐ保つ
真っ直ぐ立っていると、視界が広くなって、相手の動きが良く見えます。
それに、姿勢が良い状態は、身体構造的に強い状態なので、有利に戦えます。
④移動し続ける
身体が止まっていると動き出すのに時間がかかるので、防御でも攻撃でも不利になります。
それに、相手は、止まっていると攻撃し易いし、動きながら攻撃されると避けにくいです。
(以上の基本原則を見ると、合気道とシステマは共通点が多いですね。そういえばシステマはロシアの合気道と言われたりします。)
もちろんテクニック的なことや他の重要要素もありますが、この4つの基本原則を極めていくと、1つ目と2つ目の動画のように「おそロシア」な動きが出来るようになるようです!
でも、この4つの基本原則、シンプルで簡単に見えますが、相手と戦うときにやろうとすると、とっても難しいです。
普通、戦うときには、呼吸は止まり易いし、身体はこわばるし、前傾の戦闘姿勢になるし、グッと踏ん張って立ちますから。
システマの道場(教室、講習会、セミナー)での練習やトレーニング
なので、3つ目と4つ目の動画のように、システマ教室(道場や同好会)では、ゆっくりした動きで体の使い方を覚えるトレーニングをします。
システマ的な体の使い方の癖を付ける感じですね。
でもこれ、かなり苦労します。
何十年も浸みついた癖を変えるんですから。
私も、まだまだまだまだ、苦労してます( ;∀;)
で、日本のシステマ教室(道場や同好会)での練習なんですが、3つ目と4つ目の動画で分かると思いますが、雰囲気は和気あいあいとしてます。
空手道場や柔道道場、剣道道場のようなピリピリ感は無いです。
日本武道の上下関係をきっちりするピリッとした体育会系の雰囲気を求めている人には物足りないかもしれません。
練習内容(ワーク)は、ペアになってゆっくりとシステマの体の使い方をトレーニングするものが多いです。
相手を転ばしたり(テイクダウン)、拳で押したり(プッシュ)パンチやキックしたり(ストライク)、転がって戦ったり(グランド)します。
腕立て伏せやスクワットとかもしますが、筋トレ目的ではなくて、システマ的な身体の使い方を覚えるトレーニングとしてやります。
あと、刃先を丸めたダミーのトレーニングナイフを使った練習もします。
で、フルコンタクト空手や柔道、キックボクシングやムエタイなどのように、痛い練習は殆どないです。
あ! でも、パンチ(ストライク)を胸やお腹に打ってもらう練習とかはあります。
パンチ(ストライク)を打つ練習と、パンチ(ストライク)されたときにダメージを逃がす練習です。
でもこれは、ペアの人に「ゆるめでお願いします(#^.^#)」とか、「超ゆるめでお願いします(; ・`д・´)」とか「超超ゆるめでお願いします(>_<)」とか言って、自分のレベルに合わせてもらえるので、心配ないです。
それに女性には、もちろん胸は叩かないし、かなりゆるめにします。
それと、息の上がるしんどい練習ですが、これ、たまにあります( ;∀;)
運動をして心拍数と息を上げてから通常の身体状態に素早く戻したり、出来るだけ通常の身体状態に保ったままで運動するトレーニングです。
でも、しんどすぎたら自由に負荷を下げていいし、途中で休んでもOKです。
水を飲むのも自由です。
システマには、日本武道(空手、柔道、合気道など)のように、型(形)がないし、級位や段位(帯)もありません。
それに試合もありません。
システマにも流派が有るようで型(形)や級位などが有る流派も世界にはあるようですが、日本で習えるシステマには型(形)や級位などは有りません。
あと、システマは、体術だけでなく、心身の健康や考え方まで含んだ生活全般を向上させる思想でもあります。
このシステマの思想には、「相手とぶつからない」というものがあって、これはシステマの体術(動き方)のべースにもなってます。
なので、システマ的な体の使い方が身に付いてシステマが上達すると、自然に、自分軸が有りながら相手と対立しない雰囲気になって、仕事や家庭など生活全般が上手く回り易くなります。
(私はそれを少し感じ始めたばかりですが、、、)
で、費用的なとこですが、システマ教室(道場や同好会)は日本全国にありますが、月謝は5000円から10000円くらいです。
年会費(10000円くらい)が必要な教室もあります。
ジャージとスニーカーとかで練習するので、道着等の費用は不要です。
ちなみに、裸足や、スリッパで練習してる人もいます。
トレーニングナイフ(4000円くらい)は、相手のを借りてもいいので、最初は買わなくてもいいと思います。
興味がある人は、大きなシステマ団体のリンクを下に張ってるので(システマ団体のホームページに全国のシステマ教室のリンクがあったりします)、近くのシステマ教室を探して見学/体験してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
なんとなく、システマの雰囲気が伝わったでしようか?
とは言っても、システマ歴約2年のヒヨッコの理解の範囲の説明なので、「(* ̄- ̄)ふ~ん、、、そうなの。。。」くらいの感じで読んでいただけると幸いです(#^.^#)
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システマのテイクダウン!合気道との共通点と違い(おそロシア!)
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以下は、格闘技関連記事のリンクをまとめた記事です。
ロシア武術システマの解説記事と、格闘技/武術/武道の解説記事のリンクまとめ
フルコンタクト空手(正道会館)での私の体験記事のリンクまとめ
システマを見学(体験)してみたいという人は、日本各地にシステマの道場や同好会があります。
「システマジャパン公式ページ」http://www.systemajapan.jp/
「システマ大阪公式ページ」http://systemaosaka.jp/
「システマ東京公式ページ」https://www.systematokyo.com/