
今回は、最強の格闘技(最強武術)のうちの1つとも言われるロシア武術システマの動き方(体の使い方)について、youtube動画を参照しながら、システマ歴約2年の未熟な経験を総動員して説明します(‘◇’)ゞ
この動画、日本(京都)に海外インストラクターを招いたシステマセミナーの動画です。
避けれないパンチ(ストライク)などのテクニックもいろいろ使ってますが、システマの身体バランスや体の使い方(動作術)が良く分かります。
システマの動作術(体の使い方)
この記事を書いた今の私は、システマ道場(教室)でシステマを習って約2年のひよっこです(‘ω’)
なので、後々見返したときに「あの頃は理解が浅かったなあ」と遠くを見るような目で言える日が来るのが楽しみです。
このブログのシステマ関係の記事を書くときのスタンスや、私の格闘技歴などについては、こちらに書いてます。
この動画でお手本を見せてるのは、世界中にシステマを指導しに行っている海外のシステマインストラクターのクワン・リー氏ですね。
この動画では、システマの身体感覚や動き(体の使い方)を養うトレーニング(ワーク) のお手本を見せているようです。
システマでは、身体感覚を養うためにゆっくり動いて練習することが多いです。
あと、システマは和気あいあいとしてるので、このセミナーもゆったりとした雰囲気ですね。
動画全般を見て分かると思いますが、クワン・リー氏の身体バランスはとても良いです。
相手の動きに応じて上体を傾けたりしゃがんだりしてますが、いつでもその体勢で静止できるほどバランスよく柔らかく動いています。
それと、リラックスして常に相手の動きを感じてるので、いつも相手の動きと連動してます。
相手の動きと連動してるので、相手が攻撃を始めるのと同時に防御やカウンターの動きを始めてます。
以下、時系列で説明していきます。
システマのテイクダウン(崩し)
動画の8秒から13秒のところ、組み付いてくる相手の右腕を右腕で頭の上に導いて外して、その右手をそのまま相手の後襟に引っかけて倒そうとしてます。
動画の15秒から20秒のところ、伸ばしてきた相手の右腕の肘のところを右手で押し下げてバランスを崩して、そのまま右手で相手の後襟を押し下げて倒して(テイクダウン)ます。
ここのところ、腕を押し下げられただけでこんなにバランスが崩れるのを不思議に思う人が多いとおもいます。
でも、バランスよくリラックスした身体状態で、相手の身体バランスを感じながら動きつつ、手先だけに力を出して押されたり引かれたりすると、あっさりバランスを崩されて倒されちゃいます。
反射神経でバランスを保つ動作が起こらない(できない)ので、そのままバランスが崩れる感覚です。
合気道や合気柔術とかをやってる人なら、この感覚が分かると思います。
あと、頭で考えて(計画して)動かずに、相手との状況の流れを感じて、感覚のまま動いて攻撃してます。
こうやって攻撃されると、とっても避けにくいし、カウンター攻撃が入り易いです。
で、その後、倒した相手の頭を踏みつける動作をしてます(; ・`д・´)
頭を踏みつけるのが最強(最恐)の攻撃ですから(‘◇’)ゞ
相手役の生徒も、それが分かってるから、転がって(ローリングして)速やかに距離をとってますね。
システマの蹴り(蹴り技)
スクロールが手間なので、同じ動画を貼っときます。
動画の20秒から23秒のところ、近づいてくる相手のスネを蹴って相手のバランスを崩してから、片足立ちになったままでクルリと向きをかえてます。
片足立ちで静止できるほどの良いバランスで、流れのなかで蹴ってるので、相手は避けずらいはずです。
片足立ちでクルリと向きをかえたときも、バランスが良いので、流れによっては蹴り(キック)を入れていたはずです。
で、この動画は感覚の練習なので軽く蹴ってますが、強く蹴られると威力が凄まじいです。
システマでは、身体全体をリラックスさせて腕の重みを最大限に生かしてパンチ(腕のストライク)を打ちますが、足は腕の数倍の重量が有るので、システマのキック(足のストライク)は強烈です。
ちなみに、今の私は、足のストライクはうまくできません。
どうしても、腰や太腿が力んで、足の重さを生かした蹴りが出来ないんです。
システマの打撃 見えないストライク(パンチ)
動画の35秒から37秒のところ、近づいてきた相手の顎に右パンチ(打撃)を入れてます。
これ、恐ろしいです(>_<)
見えないパンチ(ストライク)です(; ・`д・´)
体勢を全然変えずに、肩を殆ど前に出さずに、腕だけを拳から動かしてパンチ(ストライク)してます。
身体の状態に変化が無いので、相手はパンチの前兆がないままいきなりパンチされた感じになります。
避けれないです。
でも、射程距離が短くなるので、腕の短い人には不向きかもしれません。
(相手役の人も、素早くて柔らかくて、バランスが良くて、非常に上手ですね)
あと、システマでは、グッと力を入れて動き出すことをしません。
グッと力を入れて動き出すと、相手に攻撃を察知され易くなります。
それに、パンチやキックなどの打撃が、動き出しは速いけど、力みのせいでスピードが伸びにくくなります。
その点で、フルコンタクト空手や伝統派空手などの空手、柔道、空道、ボクシング、キックボクシング、ムエタイ、テコンドー、ジークンドー、総合格闘技(MMA)などのスポーツ科学的な動き(身体のばねやねじり)を駆使する武道や格闘技とは、身体の使い方が違うと思います。
でも、スポーツ科学的な動きをする武道や格闘技では、グッと力を入れることでフェイントをかけますね。
あと、スポーツ科学的な動きをする武道や格闘技でも、上級者になると、力みなくリラックスして強烈な打撃などをしますね。
説明が長くなったので、続きは次回のシステマ記事(下にリンクあり)で説明します。
まとめ
いかがでしたか?
なんとなく、システマのイメージが伝わったでしようか?
とは言っても、システマ歴約2年のヒョッコの理解の範囲の説明なので、「(* ̄- ̄)ふ~ん、、、そうなの。。。」くらいの感じで読んでいただけると幸いです(#^.^#)
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システマの打撃やストライク!崩しやテイクダウンの戦い方(動い方)
以下は、格闘技関連記事のリンクをまとめた記事です。
ロシア武術システマの解説記事と、格闘技/武術/武道の解説記事のリンクまとめ
フルコンタクト空手(正道会館)での私の体験記事のリンクまとめ
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