夏場の車の中は高温になるので、炎天下に駐車しないといけない場合は、車内に熱に弱いもの(パソコン、スマホ、ガス缶など)を置いていると故障したり、危険な場合もあります。特にダッシュボードは非常に熱くなって危険なので、注意が必要です。
今回は、夏場の室内温度やダッシュボードがどれくらい高温になるのかや、車の中に絶対置いてはいけないもの、置いてもよさそうなものについてまとめます。
あと、パソコン(PC)、タブレット(ipadなど)、メガネ、サングラスなどを高温の車内に置いておくエ夫についても紹介します。
夏の車内温度
まず、JAFが真夏の炎天下で車内温度を比較した実験の結果です。
<高温対策なしの車(黒色)>
車内最高57℃、ダッシュボード最高79℃
<高温対策なしの車(白色)>
車内最高52℃、ダッシュボード最高74℃
<サンシェードをした車(白色)>
車内最高50℃、ダッシュボード最高52℃
<窓ガラスを少し開けた車(白色)>
車内最高45℃、ダッシュボード最高75℃
黒い車を閉め切ってると、室内温度が60℃近くまで上がって、ダッシュボードの温度は80℃近くまで上がるんですね。
で、上の実験から予想すると、白い車にサンシェードをして窓を少し開けると、室内温度を40℃くらいに抑えて、ダッシュボードの温度を50℃くらいに抑えられそうですね。
詳しくは、このJAFの実験動画を貼ったこちらの記事を見てください。
「夏の車内の暑さ対策 温度を下げる冷やす快適にする工夫【動画あり】」
車のダッシュボードは超熱いので危険
上のように、ダッシュボードは超熱くなるので、特にダッシュボードの上に物を置き忘れるのは注意です。
真夏の炎天下のダッシュボード上に、スマホ、炭酸飲料のアルミ缶、ガスライター、スプレー缶(ガス缶)、フライバンに生卵などを置いたJAFの実験動画です。
この動画だと、生卵が目玉焼きになってる割に、他のものは意外に大丈夫でしたね。
でも、下に耐熱温度(保管温度)を書きますが、スマホ、炭酸飲料のアルミ缶、ガスライター、スプレー缶(ガス缶)を炎天下のダッシュボード上に放置すると明らかに危ないです。
夏の車内放置が危険なもの
以下、保管温度についてざっと調べたところです。
(真夏の車内に置くと故障したり、危険なもの)
スマホ(iphoneなど)の保管温度→45℃以下
モバイルバッテリーの保管温度→スマホと同程度と思われる
パソコン(PC)の保管温度→45℃以下
タブレット(ipadなど)の保管温度→パソコンと同程度と思われる
デジタルカメラの保管温度→65℃以下
デジカメは真夏の屋外での使用が想定されているからか、保管温度が高めですね。
ビデオカメラの保管温度→デジカメと同程度と思われる
ゲーム機()Sなど)の保管温度→40℃以下
メガネ、サングラスの保管温度→60℃以下
メガネやサングラスは、プラスチック類が熱に弱く脆くなります。
コンパクトディスク(CD)の保管温度→50℃以下
アルカリ乾電池、マンガン乾電池の保管温度→45℃以下
リチウム乾電池の保管温度→60℃以下
電池類は、高温で液漏れや発火の危険があります。
ガスライターの保管温度→50℃で4時間まで、40℃で28日まで
スプレー缶(ガス缶)の保管温度→40℃以下
ガスライターやスプレー缶(ガス缶)は高温でガスが漏れると爆発の危険があります。
ペットボトルの炭酸ジュースの保管温度→50℃以下
缶の炭酸ジュースの保管温度→ペットボトルより低いと思われる
炭酸ジュースの容器は、高温で破裂して車内に突き刺さることがあります。
揮発性のもの(消毒用のエタノールや、ベンジンなど)の保管温度→容器から漏れると常温でも蒸発して爆発の危険があるので、車内保管不可です。
化粧品の保管温度→50℃以下
食品→缶詰やレトルト食品などを除いて、短時間で容易に腐敗する。
(工夫すると真夏の車内に置いておけそうなもの)
サンシェードをして全部の窓ガラスを少し(3cmくらい)開けておくと、車内が45℃以下くらいに抑えられます。
なので、こうすると、スマホ(iphoneなど)、モバイルバッテリー、パソコン(PC)、タブレット(ipadなど)、メガネ、サングラス、コンパクトディスク(CD)などは、車内に置いてもよさそうですね。
でも、直射日光が当たらない陰に置かないと、熱くなってダメです。
で、これらのものを、クーラーボックスに入れて車内に置いておくと、もっと安心ですね。
あ! でも保冷剤とかを入れてクーラーボックスを冷やすとダメです!
電子機器類は、急激な温度変化に弱いし、内部に結露ができて故障しやすいからです。
でも、サンシェードをして全部の窓ガラスを少し(3cmくらい)開けても、乾電池、ガスライター、スプレー缶(ガス缶)、炭酸ジュースなどは、絶対に夏の車内に置かない方が良いです。
万一、発火や破裂などすると危険だからです。
(真夏の車内において大丈夫なもの)
車内保管や車内使用を想定されたものは、真夏の車内において大丈夫です。
車載のナビ、車載する発煙筒などは、車内の高温に耐えられるように設計されてます。
まとめ
いかがでしたか?
真夏の車内に置いておけないものとか、普段はあまり考えませんよね。
参考にしてもらえると嬉しいです。
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