家族(子連れ)や友達同士で車中泊してお出かけなんて、絶対楽しいですね。
でも、夏場の車中泊は、夜中暑くて眠れなくて翌朝全員ぐったりなんてことになりがちです。
今回は、夏場の車中泊の暑さ対策や、定番の扇風機や虫(蚊)よけ網戸、その他いろいろ重要なコツや工夫を紹介します。
夏の車中泊は暑い
<車中泊の場所の気温>
夏場に車中泊するときに、まず重要なのは、車中泊する場所の気温です。
なので、事前に車中泊予定の地域の天気予報を検索して最高気温と最低気温を調べておくと、車中泊での温度が予想できて良いです。
ちなみに、標高が100m上がる毎に気温は0.6℃下がると言われているので、夏の車中泊は出来れば標高の高いところが快適ですね。
で、車中泊の暑さ対策で一番確実なのはエアコン(クーラー)です。
でも、住宅の近くで夜中にアイドリングでエアコン(クーラー)をつけていると、エンジン音が迷惑になることもあります。
住宅などが無い道の駅や、高速道路のパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)でも、エンジンを切って窓を開けて車中泊をしている人などの迷惑になって、苦情が来ることもあります。
なので、アイドリングでエアコン(クーラー)を使う場合は、いろいろ注意が必要です。
でも、周りの車の殆どがアイドリングでエアコン(クーラー)をつけて車中泊してるような場所だと、あまり問題ないですね。
あと、エアコン(クーラー)を使うと、ガソリン代(ガス代)がかかりますね。
2000ccの自動車でアイドリング(エアコンオフ)の場合、10分間に約130ccの燃料を消費するそうです。
1時間に約0.8リットルなので、7時間だと約5.6リットルですね。
レギュラーガソリン1Lを150円とすると、7時間で約840円ですね。
で、エアコン(クーラー)をオンにすると、約2割増しになるようなので、7時間で約1010円です。
軽自動車だと、これの約2割減になるようです(軽自動車も意外に燃料かかりますね)。
<車中泊の暑さ対策いろいろ>
エアコン(クーラー)を出来るだけ使わずに車中泊する場合の暑さ対策のコツや工夫です。
(1)土の地面に駐車する
夏のアスファルトは夜中でも熱をもつので、できれば土の地面に駐車すると涼しいです。
(2)朝日が自動車の後方から当たる向きに駐車する
翌朝、朝日が車の正面や側面から照りつけると暑いので、できれば朝日に対して後ろ向きに駐車すると良いです。
サンシェードをしておくもの良いですね。
(3)打ち水をする
日が落ちてから、自動車の下や周りのアスファルトに打ち水をすると、打ち水効果(気化熱)でとても涼しくなります。
自由に使える水道などがある場所だと、空のペットボトル(2Lのお茶のペットボトル) とかを使って、簡単に打ち水ができますね。バケツやジョーロでもいいですね。
あと、ついでに車のボディーにも打ち水をすると良いです。
打ち水の原理はこちら。
「打ち水の原理は気化熱!でもどうして?なぜ涼しい?その仕組みは」
(4)早めにエンジンを止めて熱気を冷ます
エンジンの熱で車内が温まるので、現地に着いたら早めにエンジンを切っておくのもコツですね。
(5)ヒンヤリグッズ
ヒンヤリグッズも大事ですよね。
・クーラーボックスにアイスノン
・水で濡らして首に巻くヒンヤリ首巻き
・寝るときの冷感マット
・冷感(冷却)スプレー
・ビニール袋に入った氷(コンビニで買えます)
・凍ったペットボトルドリンク(コンビニで買えます)
・冷えピタ(コンビニで買えます)
<車中泊の安全面>
車中泊の安全面も重要です。
夜中でもひと気のある場所は、まず安全ですよね。
コンビニの駐車場や、高速道路のパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)とかですね。
こういう場所だと、窓全開でもいいかもしれません。
でも、ひと気のない場所だと、窓ガラスは手が入らないように少しだけ開けて、ドアはロックですね。
夏の車中泊で扇風機は必需品
エアコン(クーラー)を使わない場合、夏の車中泊には扇風機が絶対必要ですね。
自動車から電源がとれる扇風機か、乾電池式の扇風機が、できれば2台あると良いです。
1台目は普通に風に当たるために使います。
で、2台目は、窓の外に向けて車内の空気を出すために使います。
換気扇みたいにして車内の熱気を追い出すと、外の空気が車内に入ってきて快適になります。
夏の車中泊には網戸も必需品
エアコン(クーラー)を使わない場合には、窓ガラスを開けないと暑いので、虫対策(蚊対策)が絶対必要になります。
虫対策(蚊対策)には、車用の網戸「ウインドーネット」が売っています。
で、節約するなら、車中泊する場所で、簡単に網戸を自作できます。
100均かホームセンターで「防虫ネット」を買っておいて、車中泊するときにハサミで切って窓の外側から網戸になるようにテープで周りをドアに貼り付ければいいんです。
貼り付けるのが面倒なら、周りをドアに挟んで固定しても良いですね。
注意する点は、防虫ネットが窓を十分覆える大きさであることと、網の目の大きさが藪蚊を通さない大きさであることです。
あと、テープは、普通のガムテープだと剥がし残りができるので、養生テープか布テープが良いです。
で、出入りのときに蚊が車内に入ってしまった場合に備えて、乾電池式の蚊取り器を持っていくと万全ですね。
まとめ
いかがでしたか?
夏の車中泊は、いろいろ大変ですね。
でも、それが反って、家族(子連れ)や友達同士の良い思い出になったりします。
参考にしてみてください。
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